第112回医師国家試験 C37
- ホーム
- WEB版トップ
- 平成29年度(第112回)
- 第112回医師国家試験 C37
第112回国家試験 C37
1歳3か月の女児。長引く咳嗽と鼻汁とを主訴に母親に連れられて来院した。1週間前に 39 ℃台の発熱、鼻汁および咳嗽が出現し、かかりつけ医でセフェム系抗菌薬と鎮咳薬とを処方され、2日後に解熱した。その後も内服を続けているが、鼻汁と痰がらみの咳が続いている。鼻閉のために時に息苦しそうな呼吸になるが、夜間の睡眠は良好である。食欲は普段と変わらず、活気も良好でよく遊ぶ。呼吸器疾患の既往はない。 身長 75 cm、体重 10.2 kg。体温 37.1 ℃。脈拍 112/分、整。呼吸数 30/分。SpO2 98 %(room air)。咽頭に発赤と白苔とを認めない。心音に異常を認めない。鼻閉音を認めるが、呼吸音には異常を認めない。 患児に対する対応として適切なのはどれか。