令和元年度(第114回)医師国家試験問題|午後-39問〜午後-20問

第114回国家試験 B6

救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を以下に示す。 研修医:「8か月の男児です。2日前か ら 38 ℃台の発熱、咳嗽、鼻汁が続くため来院しました。保育所で同じような症状のお子さんがいるようです。4種混合ワクチンは2回接種されています。眼球結膜の充血はありません。軽度の喘鳴を認めました。鼻汁がひどく SpO2 がルームエアーで 94 % であり、入院も考慮する必要があると思います」 指導医:「患児の外観はどうですか」 研修医:「少しぐったり感があり、機嫌が悪いです」 指導医:「呼吸状態はどうですか」 研修医:「軽度の陥没呼吸がみられます」 指導医:「皮膚色はどうですか」 研修医:「チアノーゼはなく、毛細血管再充満時間は2秒未満でした」 指導医:「発疹はありますか」 研修医:「ありません」 指導医:「鑑別診断のため患児に必要な検査は何ですか」 これに続く研修医の返答として最も適切なのはどれか。

第114回国家試験 B7

右上肢に運動失調をきたす病変部位はどれか。

第114回国家試験 B8

インフォームド・コンセントについて誤っているのはどれか。

第114回国家試験 B9

女性の乳房腫瘤で乳癌を最も示唆するのはどれか。

第114回国家試験 B10

胎児心拍数陣痛図において、胎児の健康状態の悪化が最も懸念される所見はどれか。

第114回国家試験 B11

筋萎縮性側索硬化症<ALS>の診断に有用なのはどれか。

第114回国家試験 B12

10 歳の男児の左顔面にボールが当たり、その直後から物が二重に見え、悪心が出現している。上方視の状態を別に示す。 最も考えられる骨折部位はどれか。

第114回国家試験 B13

咳嗽を主訴に受診した、喫煙をしている 25 歳男性の問題志向型医療記録に基づいた診療録の一部を以下に示す。 記載する場所が誤っているのはどれか。

第114回国家試験 B14

膝の疼痛を主訴に来院した患者と医師との会話を以下に示す。 医師 「今日はどうされましたか?」 患者 「①左の膝が痛いので来ました」 医師 「そうですか。もう少し詳しく教えて下さい」 患者 「②平らなところを歩いているときはそうでもないのですが、最近、階段で膝が痛くなります」 医師 「そうなのですね。ある日急に起こったのでしょうか?」 患者 「③いいえ、昨年末くらいからでしょうか。気付いたら階段を使うといつも痛い気がして」 医師 「ご心配ですね」 患者 「④はい、ひどくなって歩けなくなったら、周りに迷惑をかけるのではないかと心配です」 医師 「それで今日はいらしたのですね」 患者 「⑤そうです。こちらは評判も良く、家から近いので来ました」 受療行動についての情報はどれか。

第114回国家試験 B15

医薬品医療機器総合機構<PMDA>が医療者から収集する副作用・感染症・不具合等の報告に含まれないのはどれか。

第114回国家試験 B16

成人において慢性腎臓病の発症のリスクファクターとならないのはどれか。

第114回国家試験 B17

胎児付属物について正しいのはどれか。

第114回国家試験 B18

1週前からの左上下肢のしびれを主訴に 60 歳台の男性が来院した。 原因として脳梗塞を最も示唆するのはどれか。

第114回国家試験 B19

溶血性貧血でみられるのはどれか。

第114回国家試験 B20

心電図を別に示す。正しいのはどれか。

第114回国家試験 B21

患者の発言で最も統合失調症が疑われるのはどれか。

第114回国家試験 B22

経管栄養を目的としてチューブを胃に挿入する際に、適切な位置に留置されていることを確認する最も確実な方法はどれか。

第114回国家試験 B23

散瞳を認めるのはどれか。

第114回国家試験 B24

症候と疾患の組合せで適切でないのはどれか。

第114回国家試験 B25

高齢者の転倒のリスクファクターでないのはどれか。