令和2年度(第115回)医師国家試験問題|午後-119問〜午後-100問
第115回国家試験 A1
強皮症腎の患者で認められるのはどれか。
第115回国家試験 A2
S状結腸切除後の腹腔内ドレナージを目的としたドレーン先端の留置部位として適切なのはどれか。
第115回国家試験 A3
腎性貧血について正しいのはどれか。
第115回国家試験 A4
切除不能の悪性黒色腫に使用される抗体薬の標的抗原はどれか。
第115回国家試験 A5
甲状腺腫で血中カルシトニン値が上昇するのはどれか。
第115回国家試験 A6
Which is the incorrect description about Zika virus infection?
第115回国家試験 A7
下腹壁動静脈、腹直筋外側縁および鼠径靱帯に囲まれたHesselbach三角をヘルニア門とするのはどれか。
第115回国家試験 A8
肝細胞癌のため肝切除術が予定された患者で、肝予備能を判断する際に重要でないのはどれか。
第115回国家試験 A9
赤血球破砕症候群がみられるのはどれか。
第115回国家試験 A10
我が国における高安動脈炎について正しいのはどれか。
第115回国家試験 A11
急性期の群発頭痛の治療はどれか。2つ選べ。
第115回国家試験 A12
関節リウマチの眼合併症はどれか。2つ選べ。
第115回国家試験 A13
ヘモクロマトーシスで認められるのはどれか。2つ選べ。
第115回国家試験 A14
減圧症で認められるのはどれか。2つ選べ。
第115回国家試験 A15
身体依存が形成される薬物はどれか。2つ選べ。
第115回国家試験 A16
34歳の褥婦。産褥0日で入院中である。妊娠初期の血液検査で血液型はO型Rh D(-)と判定された。輸血歴はない。家族歴に特記すべきことはない。妊娠28週時の間接Coombs試験は陰性で、妊娠28週時に抗D人免疫グロブリンの投与を受けた。妊娠39週4日に自然陣痛が発来して入院し、2,760gの男児を正常経腟分娩した。新生児血液型はO型Rh D(+)と判定された。 母体に行う適切な対応はどれか。
第115回国家試験 A17
22歳の女性。子宮頸がん検診の細胞診で、軽度異形成〈子宮頸部上皮内腫瘍〉疑いとされ精査目的で来院した。子宮がん検診を受けたのは今回が初めてである。 内診および経腟超音波検査で子宮と卵巣に異常を認めない。腟鏡診では、子宮腟部に肉眼で異常を認めない。 この患者でまず行うのはどれか。
第115回国家試験 A18
1歳の男児。39℃台の発熱とおむつに膿が付着していることを主訴に母親に連れられて来院した。5か月前に39℃台の発熱が3日間持続し、自宅近くの診療所で治療を受けたことがある。 尿所見:蛋白 1+、沈渣に赤血球 5-8/HPF、白血球 30-50/HPF。血液所見: 赤血球 430万、Hb 12.3 g/dL、Ht 38%、白血球 13,800。血液生化学所見:尿素窒素 10 mg/dL、クレアチニン 0.9 mg/dL。排尿時膀胱尿道造影写真を別に示す。 考えられるのはどれか。
第115回国家試験 A19
63歳の男性。呼吸困難と発熱を主訴に来院した。1か月前から乾性咳嗽があり、息苦しさが出現、次第に悪化してきたため受診した。1週前から37℃台前半の発熱が続いている。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴やペット飼育歴はない。昨年、築50年の木造建築、日当たりの悪い家に転居し、初めての夏である。 体温 37.7℃。呼吸数 24/分。SpO₂ 94 % (room air)。胸部の聴診でわずかにfine cracklesを聴取する。胸部単純CTを別に示す。血液検査ではTrichosporon asahii特異抗体が陽性であった。 誤っているのはどれか。
第115回国家試験 A20
1か月の男児。妊娠32週の胎児超音波検査で左腎盂拡大を指摘され、産科医からの紹介で母親に連れられて受診した。在胎38週、出生体重 2,800gであった。 腹部は平坦、軟で、肝・脾や腫瘤を触知しない。 尿所見:淡黄色で混濁なし、蛋白(-)、潜血(-)、白血球(-)、亜硝酸(-) 。両腎と膀胱の超音波像を別に示す。腹部・骨盤腔内に占拠性病変は認めなかった。 以下に外来での医師と母との会話を示す。 医師:「左の腎臓でつくられた尿が膀胱までスムーズに流れていないのかもしれませんね。おしっこはよくでていますか」 母:「勢いよくでています。1日8回くらい、おむつを替えています」 医師:「母乳はよく飲みますか」 母: 「2-3時間ごとによく飲みます。飲んだあとは、スヤスヤとよく寝てくれます」 医師:「38℃以上の熱が出たことがありますか」 母:「ありません」 医師:「腎孟拡大については3か月後に(ア)をしましょう」 (ア)にあてはまる検査はどれか。